奥武蔵グリーンラインチャレンジ

フルマラソン42.195キロも人並みに走れるようになり有頂天になり、今回のレースに参加しましたが結果は散々で打ちのめされました。
今回のレースは大小10箇所の峠を越えて標高差約800メートルのワンウエイコースで、途中一箇所山頂を往復するトレイルコースが加わっているレベルの高いもので、想像以上にハードで自身の力の無さを痛感しました。
スタート地点になる会場の高麗神社
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スタート直後から急勾配の登りで後続のランナーに追い越されながらもペースを守って距離を稼ぐ、トレイルで飛ばし過ぎた感じもあり25キロを過ぎた辺りから両足に異変が出てくる。

皮膚の下をミミズが這っている様な違和感を感じる、平手でたたきながら耐えしのぐと、暫くして両足の腿と脹脛が痙攣してくる。
塩分が、特にカリウムが欠乏すると筋肉の痙攣が起きるのでサプリメントを補給するが効果が見られず、とても走れないので立ち止まり回復を待つ。

残り17キロもあるのに、絶望感が走る。
追い越してゆくランナーが心配そうに声を掛けてくれる、決して頑張ってとは言わない。
皆頑張りきれないくらい頑張っているからだ。

女性のランナーがピンで足を刺すと痛みで痙攣が治まると教えてくれたのでゼッケンを止めてある安全ピンで腿を刺してみた。
確かに一時的に痙攣は治まったが効果は長続きしない。

走っては歩き、歩いては立ち止まり、何とか35キロの最終エイドステーションまでたどり着いた。
35キロ最終エイドステーション、精一杯の笑顔の私です。
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辺りには自分と同じランナーが道端に転がっている。
腰掛けたら立てなくなってしまうのでそのまま休み、水分を補給してテーブルに並んでいるお蕎麦とおかゆを食べられるだけ食べて残りの7キロに備えた。

何としても落伍者収容のバスにだけは乗りたくないので早々に出発する。
ここからは、ほとんどが下りで痙攣を起こしている足には地獄の苦しみだった。
少しでも痛みから逃れる為、踵から着地するがクッションが効かない為、頭に振動が伝わりめまいがしてくる。

時間の感覚がまるで無くなっている、時計を見ると驚くほどの時間が経過していた。
何人かのランナーに追い越され、一緒にゴールしましょう、スタッフが待っています。と、暖かい言葉を掛けてくれる。

激痛と戦いながら前に進んだ。
ゴールが近くなるとますます傾斜がきつくなる、両足の感覚がほとんど無くなって休もうと思った時、前方からお帰りなさい、皆が待っています。の、声援が耳に入ってきた。

夢中で走った、動かない足でどう走ったのか記憶が無いがとにかく走った。
声援が大きくなって目の前に張られているテープを通過した瞬間、目頭が熱くなった、来年も走ろう、そう思いながらスタッフに笑顔で答えた。

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