2012年3月丹沢山行

例年なら里では梅が満開の時期ですが、今年は気温も低く丹沢の峰も雪に閉ざされていました。
小田急線渋沢駅で下車、小雨のぱらつく中、大倉行きのバスに乗り終点で下車。
雨具を身に着けて林道を塔の岳へ向かう。
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30分ほど歩くと雨が霙から雪に変わり、周辺の積雪も次第に増してくる。
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食料の乏しいこの時期、我々の動きには目もくれず必死に餌をついばむ丹沢の鹿。
保護の行き過ぎで個体数が増え森林が食い荒らされ、鹿の介在による山蛭が多く発生して社会問題になっている。
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普段なら厳冬期でも、薄っすらと冠雪している程度の所だが今年はまるで様子が違う。
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鹿は夜行性なので昼間はあまり出てこないが、ガスが出て視界の悪いときなどには活発になる。
時には十数頭の群れに囲まれることもある。
おとなしい動物だが、あまり数が多いと良い気持ちはしない。
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ガスが出てホワイトアウト状態になると雪面の凹凸が分からずバランスが取りにくいので疲労が増してくる。
時折冷たい風がガスを吹き飛ばし青空を見せてくれるが、すぐに湿った暖かい空気が流れ込みガスで埋め尽くされる。
大気の状態が不安定で、晴れ、強風、雪、ガスと目まぐるしく変化する。
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頂上手前のやせ尾根も雪のため太って見える。実際は両サイドが切れ落ちている。
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丹沢山頂上付近でつかの間の晴天に輝く樹氷がとても美しい。
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積雪40~80センチの湿雪、ノートレースを4人でヤビツ峠まで7.1キロは、かなり難しい。
やむを得ずエスケープルートをとることにする。
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湿った南風の為、えびの尻尾が成長して枝が重そうだ。
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エスケープルートの分岐もほぼノートレース状態だ、ルートから外れないように慎重に下山する。
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30年前、高校生3人パーティーが遭難死した積雪に次ぐ豪雪で、今回は予定のルートを消化できませんでしたが
都心から60キロあまりの山で本格的な雪山を楽しむことが出来ました。
次回は5月に南アルプス甲斐駒ヶ岳と千丈ヶ岳に行く予定です。






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